お茶とまちづくりを考えるNPO法人です。


by ochaji
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住民有志による第1回大井川水系”グリーンティツーリズム”研究会報告

 大井川水系の南アルプス、里地のお茶畑、中流域の都市部そして駿河湾の海辺に国内外の多くの人々を遊びに、学びにやってきてもらおうとする市民ネットワーク活動 - これをお茶事の村の将来活動の柱に育てよう、トヨタ財団の助成を受けて今年の4月から色々な基礎調査活動が始まっています。まず、大井川流域北部で個性的活動を続けている個人や団体の方々にお会いして、この構想をお話します。その中で強い関心を示していただいた方々に集まっていただき、これからの協働の準備態勢づくりを育てようとするのが、このグリーンティツーリズム研究会の意図です。その第1回の会合が12月17日(土)川根本町山村開発センター会議室をお借りして開くことが出来ました。
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当日、出席いただいた方は次の方々です。
●山口 捷彦(川根本町・レストラン経営/子供たちにヤマメの育成体験を導いていられる。)
●高田 恵夫(川根本町・お茶づくり/地域の公園づくりに精を出されてきた。)
●藤森 文江(川根本町・特産品販売所/地域の農家の主婦の皆さんとのゼロからのパートナーシップづくり)
●小澤 志保(川根本町・お茶流通業/日本茶インストラクターとしても活躍中)
●大澤 基宏(川根町・ペンション経営/地域の環境保全と青少年の育成を目的とするNPO法人理事)
●藤浪 洋(川根町・前高校教師/地域の環境保全と青少年の育成を目的とするNPO法人事務局長)
●清水 貢(島田市・農産物加工施設代表/ヤマメの養殖施設等の地域起こしのリーダー)
●塚本 早苗(島田市/日本茶インストラクターとしてお茶の楽しさ・文化を多くの方々に広めていられる。)
●河原崎慎也(藤枝市・市役所勤務/NPOと行政とのパートナーシップを研究している。)
●八木進一郎(島田市・お茶とみかんづくり/地域の歴史を調査されている。)
●西野 真(藤枝市・茶商/日本茶インストラクターとして、環境デザイナーとしての幅広い活動)
●杉村喜美雄(藤枝市・工務店経営/地元で産する木材を使っての家づくりをすすめていられる。)
●人見 正秋(朝日新聞記者)
●堀田 一牛(藤枝市・NPO法人代表理事/この活動の発起人及びプロデューサー役を担当している。)

お互いに初対面の方がほとんどであったので、自己紹介をなるべく丁寧にやっていただいた。その中で、自分の事、地域の抱える問題点、そして市民活動の構想への考え方等が話し合われました。それぞれの地域で個性的な活動をされている方ばかりなので、おひとりおひとりの話の内容は実に深味のある話題が続いていました。
◎人々の観光行動は、当然に行政区を超えて展開されているので、このような広域でのネットワークづくりは意義のあるものであろう。しかし、よほどの中枢機能が働いていないとネットワークづくりは難しいだろう。
◎このような地域づくりの活動、とくに観光客を増やす活動は、これまでに各行政単位、各産業団体ごとに行われてきた。横の連携はうまくいっていないのが現在までの実情だろう。各地区の観光協会は既存のお祭り行事や観光スポットへの誘客で手一杯で、新しい旅の創造やおもてなしをしようとする発想や余裕は全くないと言っていい。
◎これまでに行政主導で、色々な地域づくりが発表され、試されてきているのだろうが、住民まで巻き込んで住民・行政・企業のスクラムが組まれて強い地域起こしの実を結んでいる実績の事例は、この地域にはなかったのではないだろうか。
◎掛け声だけの構想倒れにならないために、発起人は今日参加してくれた方々に、それぞれ何をしてもらいたいのか、明確に要求できるようになってもらいたい。それと、行政や産業団体と強い連携が育つよう計ってゆかなければならない。
◎来年には、全国お茶まつりというイベントが川根を舞台にしてある。まず手始めに、この研究会のチームが、その一角で催し事をやれて、ある程度の成功を収める。これも、地域に存在感をつくっていく上では大切だろう。
◎忙しい人が月に1回の研究会に寄り集まっただけでは事は進んでゆかない。やはり、このような活動の中枢機能(事務局)が生まれ、そこに専任人材がいて日常に活動を積み重ねてゆける体制をいかに作れるかだ。それには、優れた人材がいてお金もかかる。それを、どうやって可能にするかだ。ボランティアだけの事務局では限界がある。
◎実際に新しく創造していく旅としては、お茶を総合的に学ぶ旅、色々なモノづくりを学び体験していく旅、中高校生の自然や歴史、産業を学ぶ修学旅行。新しい魅力的なイベントの開発、そして、大井川の山々、都市、海辺ゾーンの魅力をネットする旅等が考えられる。いずれの旅も、地域の人材との出会いを演出してゆきたいものだ。

次回は、1月28日(土)の開催。その会では、研究会として、まずやるべき事、やりたい事、やれる事を議題にしてみようと、第1回の研究会を散会しました。
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(この研究会のために作られたプレゼンテーション資料やトヨタ財団へ提出された来年度の作業企画書は全て公開しております。関心のある方は、NPO法人 藤枝・お茶事の村事務局へお申し出ください。)
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by ochaji | 2005-12-22 20:45 | ■ 活動内容